ムジャッダラ
アッサラーム アレイクム。
ヨルダンのマアーンで田舎暮らしを楽しんでいる佳子です。
今回は耳寄りなオリジナルである炊飯器で出来る超簡単なピラフをご紹介いたしましょう。
「ムジャッダラ」と言うアダス豆入りご飯ですが、こちらの日本人にもなかなか好評で、アンマンで催していたアラブ料理教室からもリクエストがあったくらいです。
人が集まる時、お祝いの時によく出されてますが、家庭でも頻繁に料理される庶民的なものです。
作り方がまるでお赤飯なんです。
豆の煮汁で少し色が付いて、塩のみで炊くところがそっくり。
きっとアダス豆がシルクロードを渡り小豆になったのではと想像してしまいます。
大陸を渡り日本文化に合流したのはたくさんあるのではないでしょうか。
今個人的に研究してるのはクラーンにも出てくるマンナです。
あれもお饅頭や団子と何か共通点がありそうです。
こう言う話をし始めると尽きませんのでここまでにしておきます。
そうそうエジプト料理のコシャリもこのピラフを使われてるので、翌日はコシャリができますね!
またレバンジャミード(乾燥ヨーグルト)のスープで炊くと、マアーンで有名なルッズハーミドが出来ますよ。
一般にお米はパサパサしてるものを使いますが、個人的に日本米で炊く方が食べやすくモチモチしていて好きです。
炊飯器で長時間置いておくとお赤飯そっくりになってるんです!
お米の代わりにブルグル(粗挽き割り小麦)で炊く方も少なくないです。
とてもヘルシーですね。
普通、これ一品とヨーグルト、ピクルスで食べますが、横にオクラトマトスープなどを添えても良いでしょう。
是非ともお試しください。
ムジャッダラ 4〜6人分
〈材料〉
小さいタイプの緑アダス(レンティル豆)60g(大さじ4)
米3合
塩小さじ1.5と玉ねぎにまぶす用少々
揚げ油 適量
玉ねぎ 大1個
水 適量
〈作り方〉
①アダスはさっと洗い約20分浸水させる。
鍋に水切りしたアダスとたっぷり浸かるくらいの水を注ぎ、歯ごたえが残るくらいまで茹でる。
(小アダスなら約15分)
②玉ねぎを千切りにし、揚げ油を温めたら、玉ねぎに塩を少しまぶしながら油に入れ揚げる。
きつね色になれば、ザルに移し油をよく切る。
米を研いで、炊飯器に入れる。
そこへ①のアダスと茹で汁、②の油を大さじ1.5、塩小さじ1.5を入れ、水を3.5合まで入れる。
炊ければ混ぜて器に盛る。
②のフライドオニオンを乗せれば出来上がり。
お好みでヨーグルトやピクルスを添える。
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