ブハーリー
アッサラームアライクム。
ヨルダン南部の佳子です。
暑い日々が続きますね。学校が長い夏休みに入りましたので、子供連れの親子は実家に長期滞在に帰省します。
皆が皆しているわけではありませんが、約3か月を実家で過ごすのも良いなあと羨ましく思うときがあります。
なんせこちらの家族は子沢山が多いので、お母さんの休養にもなるのでしょうね。
かつて我が家にも夫の姉家族が毎年夏に数か月滞在していました。
子供同士が仲良くなり、料理を一緒にしたりして楽しく過ごしてました。
この帰省している夏休み期間に婚約や結婚をする人が多いのです。
そう、こちらの結婚シーズンは夏なのです。
夕方前から男女別々でパーティーが始まり深夜まで続きます。
私にすれば夏祭りのようで、夕涼みをしながらおしゃべりして食べて踊るイベントなのです。
今回ご紹介するのは「ブハーリー」と言う、結婚式などでよくお目見えするメニューです。
南部のこの町ではパーティの後半に夕飯として振舞われます。
羊肉やラクダ肉が主ですが、家庭でする場合は鶏肉が多いです。
ピラフにひよこ豆が入ってるのが特徴ですが、湾岸などではその代わりにニンジンを入れられます。
トルコもそう言えば結婚式用のピラフがあり、ひよこ豆入りバターライス風です。
このレシピは我が家にコックさんを呼んで100人分のブハーリーを作ってもらった時の料理法をアレンジしました。
とても食べやすいのでどうぞお試しください。
「ブハーリー」(4-6人分)
〈材料〉
バスマティ米 3合
鶏モモ肉 3本
玉ねぎ 中1個
にんにく 3片
ギーまたはバター 大さじ3
青唐辛子 少々(半本)
*スープ調味料
*塩 小さじ2
*ミックススパイス 小さじ2
*クミン 小さじ1
*カルダモンパウダー 小さじ1
*ターメリック 小さじ2
*クローブ 6粒
*水 鶏肉が浸かるまでの適量
*ブイヨン 1個(なくてもOK)
*固ゆでのひよこ豆 大さじ4杯
お好みでナッツやヨーグルトなど適量。
〈作り方〉
1)お米は研ぎ浸水20分し、ザルで水切りしておく。
2)玉ねぎ、にんにく、青唐辛子を細かく刻み、鍋にギーを入れ一緒によく炒める。
これを、Aとする。
3)Aに鶏肉を加えよく炒める。スープ調味料を入れ30分強めの火で煮る。
4)鶏肉が柔らかくなれば取り出して、
オリーブオイル大さじ1とミックススパイス小さじ1と
塩小さじ半のタレを刷毛で塗りオーブンで焦げ目がつくまで焼く。
(フライパンでしても良い)
5)スープがしっかり味になってるか調整をしてからお米を入れる。
スープの量加減はお米より2cm上まで。
強火5分、中火10分、弱火5分、蒸らし5分で炊く。
時々底が焦げないようにかき混ぜても良い。
6)お皿に盛り、フライドナッツなどで飾り付けをすれば出来上がり!
<そのほか>
主婦の知恵
スープが多ければ、シャーリーエ(細パスタ)や野菜を入れ煮ると、スープ1品ができる。
または冷凍しスープストックとして保存する。
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