レヤーリリブナーン

アッサラーム アレイクム。

ヨルダン片田舎でで長年、主婦をしている佳子です。

今回も混ぜてなんやらするだけの、超簡単レシピをご紹介しましょう

「レヤーリリブナーン」

直訳で「レバノンの夜」と言う、中東のパリと言われるくらい素敵で、スウィーツが有名な国の夜ですよ~。

一口食べるとお口の中でフンワリ、甘さも丁度いい、上品な世界が漂うのです。

ナッツ類とローズの香りがアラブを醸し出してくれてます。

材料は主となるのが、シミットと言うセモリナ粉にミルクのみ。

セモリナ粉はこちらではお菓子作りに欠かせない物で、とっさのお客さんや甘いものが食べたくなったときに作れるよう(近くにお店がない)、常備しています。

はちみつを使用すれば、お砂糖を使わないスウィーツでとてもヘルシーです。

私が気に入ってる点は、出来上がってから、はちみつ又はシロップをかけるので、甘さが調節できるところです。

日本人好みのお菓子と言えるでしょう。

このレシピのアレンジで、ういろうのような「カライジ」と言うのもあります。

それは最初から砂糖や着色料を入れたシンプルな昔ながらのおやつです。

今でもおばあさんたちがよく作られてるようで、夫に聞くと懐かしいおやつだと昔を懐古しながら説明してくれてました。

夫は13歳頃より舅の経営するスウィーツ屋で弟子入りをしていたので、甘いものにはちょっとこだわりがあります。

そんな環境で私のレシピは簡素化され、日本人好みに書き換えられてゆくのであります。

今回の写真はカラメルシロップを使用しています。

少し焦がしてからシロップを作っても美味しいです。

アレンジのカライジも夫に懐かしがってほしいので、少し作りました。

皆様のご家庭にもレバノンの夜の雰囲気が漂いますように、是非お試しください!

(4-6人分)

〈材料〉 

  • セモリナ粉 1/2カップ
  • ミルク 1と1/2カップ
  • はちみつ又はシロップ 大さじ 4
  • ローズウォーター 小さじ1
  • ココナッツ 小さじ4
  • くるみやピスタチオ 少々
  • キシュタ又は無糖生クリーム 適量


〈作り方〉

 ①鍋でセモリナ粉とミルクを入れ、かき混ぜながら煮る。

沸騰したら火を消して、ローズウォーターを入れる。

手早く大きなお皿に流し入れ、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷ます。

 ②固まれば冷蔵庫から取り出し、サーブ直前にギシュタ(クリーム)を上に薄く塗る。

 ③お好みでココナッツやナッツ類をふり、好きな量だけハチミツ又はシロップをかける。



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