ファッタトホンマス
アッサラーム アレイクム。
ヨルダン南部の暑い砂漠(土漠)に住む佳子です。
猛暑が始まり日中はひたすら外に出ず、家の中でクーラーをつけて用事をする毎日となりました。
夏の生活は南ヨーロッパと同じくシエスタ(昼食後の昼寝)をする方が多いです。
食べる時間が日本と違い、遅い朝食が9~10時、遅い昼食が3~4時(毎日仕事から帰って家族揃って昼食)、昼寝、どこかへ訪問してお菓子や果物をいただき、遅い夕飯が9~10時(寝る前に食べる人もいます)となります。
ずっと食べっぱなしで太るのも仕方がないですね。
一般に昼食にボリュームを置き、朝と夕食は軽くしています。
朝夕の軽食の定番がもう日本でもおなじみのホンマス(ホムス、フムスとも呼ぶ)です。
ホンマスは1口サイズにちぎったパンでホンマスをディップして食べます。
ほかにもディップの種類がありますが、そんなディップに飽きたころに今回ご紹介する「ファッタトホンマス」があります。
※ホンマス=ホンムス=フムス(حمص)=ひよこ豆
皆さんが多分知っているホンマスは、ホンマス ビッタヒーナ(حمص بالطحينة)=ごまペースト(タヒーナ入り)入りひよこ豆だと思います。
我が家では大勢のお客さんが長居して夕飯時までいらっしゃるときによく作ります。
ホンマスが足らないかな?
パンが足らないかな?
パンが古いのしかない!
少し温かいものが欲しい!
とおもったらこれが最適です。
ホンマスとパンを混ぜて1つのお皿をスプーンで食べるので、なぜか楽しい気分です。
日本のお鍋みたいかしら。
仲の良い者が集まればどうぞお試しください。
今回はファッタトホンマスの定番と挽肉入りをご紹介します。
ホンマスと茹でたひよこ豆は市販を使いましたが手作りすればもっと美味しいです!
「ファッタトホンマス」(8~10人分)
〈材料〉
ピデパン(直径約18cm)2枚
茹でたひよこ豆の缶詰 500g(豆325g)
*ホンマスソースの材料
*ホンマス 135g
*ヨーグルト 200g
*タヒーニ 50g
*レモン汁 40㏄
*にんにく 大1片
*塩 小さじ1
*クミン 小さじ1
サム二(ギー)またはバター 大さじ2
ナッツ(松の実、アーモンド、ピーナッツなど)大さじ2
お好みで飾り付けに、スマーク、パセリ、パプリカ、ザクロの実など。
〈作り方〉
1)ひよこ豆を鍋に移し温める。
2)パンを2cmくらいに切る。どんなパンでもOK、揚げても良い。
それにひよこ豆のゆで汁とひよこ豆半分を入れ混ぜる。
これを以下、Aとする。
3)大皿に*ホンマスソースの材料を全部入れ混ぜて、Aと一緒にまた混ぜる。
2つのお皿に分けて周りに茹でひよこ豆を飾る。
これを以下、Bとする。
4)挽肉(小さい肉やレバーなどでもOK)100gを塩コショウ、
ミックススパイスで味付けをして炒める。
Bの1つのお皿にのせる。
スマークやパセリなどで飾り付けをする。
5)サム二でローストしたナッツを上からかければ出来上がり。
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