マハシー
アッサラームアライクム。
ヨルダン南部に住む佳子です。
このコラムが掲載される頃はイードルフィトルになってるかもしれませんね。
皆様、イードおめでとうございます。
ラマダーン月の善行や礼拝、ドアーがアッラーに受け入られますように。
アーミーン。
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さてこちらのイードのお話を少しいたしましょう。
まずは、初日新品の洋服を着てお出かけします。
早朝に特別礼拝が行われ、親族や部族が集まり、一緒にルッズハーミド(ヨーグルト味のレンズ豆入り炊き込みご飯)を食べた後、親戚や知人の挨拶回りに行きます。
そこでカフワ(アラビックコーヒー)とデーツクッキーのマームール、飴などがおもてなしされます。
そして子供や女性にはお年玉ももらえるので、子供たちはいつも小さなバッグを持って嬉しそうにお出かけをします。
男性たちはお墓参りをする人もいますが、女性は感情が敏感なので行かない方が良いとされているので行きません。
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お待たせしました!
今回ご紹介するレシピは「マハシー」です。
野菜をたっぷり摂れるヘルシーで日本人好みのお味なのでファンが多いです。
このレシピはズッキーニを使ってますがいろんな野菜でチャレンジしてください。
語源は「詰められたもの」という意味から来てますので、何に詰めてもマハシーになります。
アラブ以外に名前は違いますが、イラン、トルコ、アルメニア、ギリシャなど広範囲で親しまれているメニューです。
主にズッキーニ、ナス、ピーマン、ジャガイモ、ニンジン、トマト、玉ねぎなどの野菜を使います。
ブドウの葉やキャベツでロールもできます。
チキンや鳩のお腹に入れるものもあります。
主婦の知恵としてくり抜いた中身はもったいないので、小さく切り、ヨーグルトと小麦粉と卵とパセリでかき揚げを作ることもできます!
もしくは、とりあえず冷凍しておいて、トマトスープやチャーハンの具にも使えます!
とにかくコツをつかめば簡単ですので、見栄えのするマハシーをお試しください!
「マハシー」(12本)
〈材料〉
ズッキーニ 12本
(日本ではズッキーニが大きいかもしれませんので半分に切ってもok)
A具の材料
短米 1合
挽肉(羊か牛)50g
ミックススパイス 小さじ1
クミン 小さじ1
塩 山盛り小さじ1
乾燥ミント 小さじ1
サラダ油またはバター 大さじ1
トマト 半個
Bソースの材料
トマトピューレ 約200mg
トマト 半個
にんにく 5片
水 約2リットル
塩 小さじ2
乾燥ミント 少々
ザクロシロップ(なくてもよい)大さじ1
C添え物
ヨーグルト 適量
〈作り方〉
1)米をとぎ浸水させておく。使うときは水をきる。
2)野菜は洗ってヘタを切り、中をくり抜く。
(ズッキーニは煮崩れ防止の為、皮は剥かない)
3)A具の材料を全てボウルに入れ混ぜる。
4)具を野菜に詰める。
詰めすぎると米が煮えないので、軽く半分くらいまで詰めること。
トマトの切れ端で野菜の口を蓋する。(鍋に煮えにくいものから並べる)
5)ボウルにBソースの材料を入れ混ぜる。
鍋に流し入れ、みじん切りトマトとにんにくなども入れ煮る。
落し蓋をし、沸騰まで強火、40分中火(水が足らなければ足す)、弱火20分。
6)中まで十分に火が通れば、すぐに野菜とスープに分ける。(煮崩れ防止の為)
7)お皿にマハシーとスープを入れ、お好みでヨーグルトを添えれば出来上がり。
★おまけ★
アラブ諸国、トルコなどに行くとこのような「マハシー」を見かけます。
とてもおいしいので、ぜひトライしてみてください。
・ブドウの葉 ・トマト ・ナス ・キャベツ ・ピーマン
※ジャガイモでも出来ますが、煮崩れ防止のために皮を剥かないようにしてくださいね!
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