アサーバアゼイナブ
アッサラーム アレイクム。ヨルダン南部に住む佳子です。
ラマダーンもいよいよ最後の10日間に入り、ライラトゥルカドルはいつかいつかとお祈りに集中するする昨今となりました。
あともう少しでイードルフィトルですので、頑張りましょう。
ここに住んでる女性たちの中では、この最後の10日間をイードのおもてなしをするスイーツ作りに専念する人が多いです。
大量に作る家庭では親戚や近所の女性たちが協力しながら仕上げていきます。
イードを楽しく過ごすために今から準備と言う事で、まるで日本のお節料理にも似てる気がします。
私も先日少し時間があったので少し早めでしたが、デーツクッキー風のマームールを作りました。
こちらのレシピに使おうと思ってましたが、量も多く写真を撮る暇もなく3種類(デーツ、クルミ、ピスタチオ味)を深夜までかけて作りました。
いつかレシピ掲載はしますのでお待ちください。
今回はもっと簡単に混ぜて揚げるだけの「アサーバアゼイナブ」をご紹介いたしましょう。
※注)エジプトでは、サワベイゼイナブと呼ばれますが同じお菓子です。
アサーバアの意味は指の複数形、ゼイナブは女性の名前なので「ゼイナブの指」という意味です。
(写真のは指と言ってもちょっと太めの親指のようになってしまいましたが!)
植物にも同じ名前があるので、きっと細長いものに名づけられてるのでしょうね。
これはスイーツのお店にも売ってますので、中東へ来られる方は是非味見をしてください。
お味はアラブの香りのするフレンチクルーラーって感じでしょうか。
セモリナ粉が入ってるので軽くなく食べ応えのある極甘のスイーツです。
出来立ても美味しい、冷めても美味しい、でもたくさんは食べれないアラブ独特のお味を、是非お試しください。
「アサーバアゼイナブ」(約25個)
(写真は2倍の量でしています)
〈材料〉
A.生地の材料
小麦粉 1カップ
セモリナ粉 粗挽き 1/2カップ
バター 小さじ1
卵 1/2個
ヤンスーン(アニス)パウダー 小さじ1
ハッビトバラカ (ニオイクロタネソウ、ニゲラの種)または黒ゴマ 小さじ1
イースト菌 小さじ1
砂糖 小さじ1/2
ぬるま湯 約100㏄(生地がまとまるまで)
B.シロップの材料
砂糖 1/2カップ
水 1/2カップ
C.その他
揚げ油 適量
お好みでピスタチオやココナッツ
〈作り方〉
1)シロップを作る。
材料Bを小鍋に入れて数分沸騰させ、冷ましておく。
2)材料Aをボウルに入れる。
真ん中を窪めさせ砂糖とイースト菌を入れ、ぬるま湯を注ぎ、真ん中より混ぜていく。
ぬるま湯は少しずつ注ぎ、生地がまとまるまでにする。
そのあとにラップをし、室温で30分寝かせる。
3)小分けにした後、おろし金などを使ってニョッキの要領のように成形をする。
4)油で揚げすぐにシロップに浸す。
シロップを落とすためにザルに移し替える。
0コメント