ファッタトベインディンジャン
アッサラーム アレイクム。
ヨルダン南部の田舎に住む佳子です。
ラマダンも折り返しとなり、体はすっかり慣れてきたのではないでしょうか。
こちらでは昼夜反対の生活をする人が多く、夜更かしをして3時半ごろのスフールを食べてから寝る人もいます。
学校も仕事も行かない人はいいですが、これってズルじゃないかと内心ぼやいてます。
子供たちが小さい頃、スフールに炒り卵をよく作っていました。だんだん飽き気味になってた頃のある日、夫が卵焼きを作ってくれてました。なぜか子供たちが大喜びで食べてるではないですか!
覗き込んで見ると、炒り卵の中に半熟目玉焼きが入ってるのです。
夫に作り方をこっそり聞くと「時間差」という答え。
なるほどこんな技を使って子どもの心を惹きつけるとは。。。と悔しい思いをした我が家のスフールの話でした。
さて今回は私の大好物ナスのお料理で「ファッタトベインディンジャン」をご紹介いたしましょう。
ファッタは細かくするという意味でパンをちぎります。
ベインディンジャンはナスの意味です。
余ったパンがあればこれを作ったり、ちょっとメニューが足らないときに作ったり、数日お料理したくないと思ったときに作ったりと、とても助かる一品です。
これからもっと暑くなるのでこれを冷蔵庫に入れ、ひんやりさせていただくのは至福ですよ!
そして生ニンニクの入ったヨーグルトが元気にさせてくれますので、是非お試しください。
「ファッタトベインディンジャン」(4人分)
〈材料〉
ピデパン 2-3枚
(日本ですと、カルディやハラールショップで「ピタパン」として売られています。)
今回はシラークと言う薄いパンを使いました。「シラーク」の写真も載せておきます。
ナス 3本
ヨーグルト 500mg
揚げ油 適量
塩 小さじ1
ニンニク 小1片
飾り付け用 トマトやキュウリなど
〈作り方〉
1)ナスを輪切りか角切りにし塩をかけ数分置く。
自然に灰汁が出てくるので、それを拭き取り油で焦げ目が付くまでしっかり揚げる。
2)パンを一口大に切り油で揚げる。
お好みでパンを揚げなくても良い。
3)揚げたパンとナスを平らな皿にのせる。これを(A)とする。
4)ヨーグルトにみじん切りのニンニクと塩を入れよく混ぜる。
(写真の器具はニンニク用のマッシャーを使用)
5)4)を、(A)に流し込みます。
6)トマトやキュウリで飾り付けをすれば出来上がり!
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