ムサッハン

アッサラーム アレイクム。

ヨルダン南部の砂漠近くに住む佳子です。

先週は日本の家族がヨルダン入りしたので、あれよあれよと日が過ぎてしまいました。

急遽お休みさせていただき、皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。

幸いなことに助っ人Xさんが私の大好きなビリヤーニのレシピを投稿してくださり、なかなかの好評で終わり安心しました。本当にありがとうございました。

さて今回のメニューは、そろそろメインディッシュをと考えておりましたところ、ふと思い付いたのが「ムサッハン」です。

もともとパレスチナ料理なのでヨルダン南部の方では作る回数は少ないようです。

パンの上にチキンを置いたオーブン焼きですが、たくさんのスマークで酸味を出し、よく炒めた玉ねぎの甘さ、オリーブオイルの香り、かりっとした鶏肉とパン、中身はフワッと柔らかいと言う、全てが絶妙に混ざり合ってるのです。

本来はもっとオリーブオイルがたっぷりで私の口に合わなかったのですが、スープにさっと浸けてするこのレシピが気に入ったので、時々作るようになりました。

オリーブオイルをふんだんに使うところがこの地域ならではのお料理かと思います。

パンはこちらではタブーンと言う厚めの指で押された形の窯焼きパンが使われます。

大きめの天板を使用しオーブンで焼いたら、そのまま食卓へ置き、手で食べるのが普通です。表面が焦げて切りにくいので、手でちぎりながらお召し上がりください。

〈材料〉（4～6人分）

A.チキンを茹でる材料

・鶏肉骨付きモモ　2～3本

・水　６００ｃｃ

・ミックススパイス　小さじ2杯

・塩　小さじ1～2杯

B.玉ねぎ炒めの材料

・オリーブオイル　１５０ｃｃ

・玉ねぎ　中3個

・スマーク　大さじ５

・塩　小さじ1と1/2

C.ピデパンまたはナン　3～4枚

D.フライドナッツの材料

・松の実　大さじ3杯

・オリーブオイル　小さじ１

〈作り方〉

鶏肉を洗い半分に切り、鍋にAの材料と一緒に入れ30分煮込む。）

玉ねぎを千切りにする。

フライパンにBの材料を入れる。

しんなりするまでよく炒める。

①から鶏肉を取り出す

ピデパンをスープにさっと浸し、取り出して天板に敷く。

③に②を入れる作業を繰り返す。最後に鶏肉と②をのせること。

250度に予熱したオーブンで約20分こんがりなるまで焼く。松の実をフライドにする。

オーブンから取り出して松の実を振りかければ出来上がり。