ウージー

アッサラーム アレイクム。 

ヨルダンで田舎生活を楽しんでいる佳子です。 

こちらもすっかり寒くなり、毎日ストーブを点けるようになりました。 

ちなみに我が家の暖房は不要となった枝や家具、乾燥させた牛糞、 オリーブオイル抽出から出た粕などを燃料とする手作り薪ストーブと、 日本から運んだ炬燵です。 

薪ストーブの上でお料理もできるし満足度は半端無し。 

家から出たゴミをなるべく燃料にすると無駄がなく地球に優しくなるのです。 

先日、我が家で飼っている七面鳥を絞めました。

そう、我が家は自給自足を目指しているのです。 

20年前の日本滞在中はオーストラリア産の20~30キロの大きな肉の塊を購入し、 自分で角切り、薄切り、焼き肉用、挽き肉にして冷凍していました。 

今ならハラール肉も売ってるので楽でしょうね。 

ヨルダンの生活ではいつも羊や鶏を飼っていますので、残飯を捨てずに無駄がありません。 

動物を飼っていない家の残飯は飼ってるお家に持っていきます。 

私達は最終的に広大な土地に移り住み、牛、馬、ラクダ、ウサギ、鳩、羊、山羊、七面鳥、 ホロホロ鳥、ウズラ、鶏多種、鴨、アヒルなど何でも飼うようになりました。 

この町には動物園はないですが、我が家がふれあい動物園と化してしまいました。 

成長したものは食用にして、日本でしてたようにセッセとパッキングし冷凍保存します。 


前置きが長くなりましたが、その七面鳥のお肉の量が多いので、今日は挽き肉にしたのです。 

挽き肉のメニューで思い付くのが「ウージー」です。 

これはお祝いの時にも出されるもので、大勢で食べれて尚且つ安上がりなのです。 

またお野菜が多くバランスの良いメニューです。 

お肉が硬い時や淡白な肉は挽き肉にしてしまい、これを作れば皆大喜び。 

ヨルダン南部はラクダも食しますが、味が淡白なので特にこの料理に向いてます。 

日本では牛肉、鶏肉、羊肉でできますよね。  

この料理をパイ生地に包んでオーブンで焼くと、「ソッラ(おへそ)」ができます。 

形が出べそなんでこう言うネーミングになったのでしょう。 

お味はかなり美味で、サクサクのパイ生地とピラフがマッチしてるのです! 

良かったらお試しください。 


ウージー 

<4~5人分 材料>

● バスマティ米 3合 

● (スープ材A)スープ サラダ油 大さじ1、 バター 大さじ1、 玉ねぎ 大半個、 水 約1リットル、塩 小さじ1、コショウ 少々、ミックススパイスまたはカレーパウダー 小さじ1、クミンシードパウダー 小さじ1、ブイヨン 2キューブ 

● (具材B)サラダ油 大さじ1、玉ねぎ 大半個、ひき肉 400ℊ、塩・コショウ・ミックススパイス 少々、

● サラダ油 大さじ1

● 人参 200ℊ

● グリーンピース 200ℊ

● 塩・コショウ 少々     

<作り方> 

1-米を研いで浸水させる。 

2-まずスープを作るので、大きめの鍋に油大さじ1とバター大さじ1を入れ、 みじん切りにした半分の玉ねぎとにんにくを入れてよく炒める。 水とブイヨン、ミックススパイス、クミン、塩、こしょうを 入れ煮立たせる。味見をして濃い目のしっかり味になってるか確認する 。 

3-具のひき肉を作るので、フライパンに油大さじ1を入れみじん切りした半分の玉ねぎと ひき肉と調味料を入れ、よく炒める。 

4-具の野菜を作るので、別のフライパンに油大さじ1を入れ人参とグリーンピースと調味料を入れ、よく炒める。 

5-2のスープに具2種類を大さじ2杯ずつスープに入れる。 お米を入れて強火5分、中火10分(水がなくなるまで)、弱火5分、火を消し蒸らし5分で炊く。 

6-出来上がればお皿にピラフを盛り、具2種類を上に飾り付ける。 ナッツやパセリをかけたり、 プレーンヨーグルトを添えてもOK! 

<写真1>ピラフを炊く前のスープ 

<写真2>炒めた具 

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