覚えておくと良いムスリムキーワード(41)
السلام عليكم و رحمه الله و بركاته
アッサラーム アライクム ワ ラフマトゥッラーヒ ワ バラカートゥ
アッラーの慈悲とアッラーの祝福がありますように
كيف حالك؟
お元気ですか?
بِسْمِ اللهِ الرَّحْمٰنِ الرَّحِيْمِ
ビスミッラーヒル ラハマーニル ラヒーム
慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において
ー
以下、志す者達の道・簡略版مختصر منهاج القاصدينの意訳
“死の真相”
クルアーンの様々なアーヤ(節)そしてハディースの伝承が示すように、死とは“魂が肉体から離れる”ことである。
そして魂は肉体を離れた後も存在し続けるが、それは罰を与えられるか快楽を与えられるかである。
魂は肉体の一部とは関連せずに、悲しみや悩みなどで痛みを感じることがある。
同じように楽しいことなどで喜びを感じることもある。
これら全て魂がそのように感じることは魂が肉体から離れた後も続く。
しかし、肉体の一部などを通して魂が感じていたものは肉体の死と共に止まり、復活の日に魂が肉体に戻されるまでそうなのである。
死が意味するところは“魂の肉体へのコントロールの終わり”である。
身体は魂の道具という役目を終える。
財産、家族は別の世界への移動と共に離れることになる。
もし、人にとってこの世での喜びや、安心を得ていたものがあったならば、それは死と共に離れることになり大きな悲しみを生むことになるだろう。
もし、人がアッラーを想うこと好むことだけが喜びであったなら、喜びは死と共に最大限のものとなり幸せは頂点まで達する。
なぜなら、この世でアッラーから人を遠ざけ忘れさせるような様々な障害や忙しさはなくなったのだから。
そして死人は死によって生前にはかけられていた覆いが外されて見えていなかったものが目の前に現れる…。
ちょうど眠っている人には見えないものが起きている人には見えるように。
この世で人々は眠っている。
死によって気づくのだ。
いちばん最初に見えるようになるのは人にとって害となる悪い行い、善となる良い行いである。
それはかつて心の中に密かに書かれていたもの。
しかし、この世に夢中になりそれを読みとることができなかった。
この世から離れた時、人の全ての行いは目の前にあらわれて、ひとつの悪い行いを見ればひどく後悔して悲しみ、それから解放されるためなら激しい炎の中に入るほうがマシと思う。
これら全ては人の死と共に明らかになる。
罪人には墓に埋められる前に痛み苦しみが襲いかかるだろう。
”我々はアッラーに助けを求める”
預言者ムハンマド(祝福と平安あれ)は言った
「あなた方の誰かが死んだ時には、朝夕に(来世の)住みかを見せられる。もし天国に入る人なら天国の、もし地獄に入る人なら地獄の。そして言われる「これは復活の日に呼ばれた後の住みかである。」」
(ブハーリー)
先にも言ったように、人が犯した悪い行いが見せられる時、ひどく後悔して悲しみ激しく苦しむ。
一方、正しい信者に関してはイブン・ウマルが言っている。
「ムウミン(正しい信者)は死ぬ時、ちょうど牢屋に閉じこめられていた人が牢屋から解放されるようなもの。牢屋から出されて、あちらこちらに行き広い世界で楽しむ。ムウミンには死後アッラーの恵みと優しさが明らかとなり、それと現世を比べると現世は牢屋である。暗い家に閉じ込められていたが、その人のために扉は開かれ広い庭と様々な種類の木々がある。現世に戻りたいとは思わない。ちょうど人が母親の胎内には戻りたい思わないように。」
ムジャーヒドゥ(預言者の弟子の弟子)は言った
「ムウミンは喜ばせられるために死後も子供たちの良い吉報を伝えられる。」
ー
كُلُّ نَفْسٍ ذَائِقَةُ الْمَوْتِ وَنَبْلُوكُم بِالشَّرِّ وَالْخَيْرِ فِتْنَةً وَإِلَيْنَا تُرْجَعُونَ
(Q 21:35)
人はすべて死を味わう。
われは試練のために、凶事と吉事であなたがたを試みる。
そして(最後は)われに帰されるのである。
Every soul will taste death.
We burden you with adversity and prosperity a test.
And to Us you will be returned.
さて、今日はここまでにしましょう。
وعليكم السلام و رحمه الله و بركاته
ワッサラームアライクム ワ ラフマトゥッラーヒ ワ バラカートゥ
アッラーの慈悲とアッラーの祝福がありますように。
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